土木科を卒業した後、なぜ「ゼネコン」を就職先に選んだのか。飛島建設新卒入社のシビル・エンジニアに、土木を選んだきっかけやインターンシップでの経験、現場で感じた成長と働き方の実態を伺いました。

学生時代は大手・中堅ゼネコンを中心に活動し、人事の誠実なサポートが決め手となり飛島建設へ入社。現在は東北地方の現場で、さまざまな協力会社との折衝や図面作成に奔走しています。
現場での判断の難しさや、インフラに関わる実感について語っていただきました。
父が外構工事に携わっていたので、幼い頃からその姿を見てきて「ものづくり」は職業として常に身近にありました。特別な思い入れを持って目指したというよりは、自分にとって一番馴染みのある仕事を選んだ、という感覚です。
大学は土木科だったので、最初は実績の多い大手や中堅企業に絞って探していました。テレビのCMで見るような誰もが知っている企業で「スケールの大きな仕事」に関わりたいというのが当時の素直な気持ちでした。

土木全般の仕事をしたいというか、一つだけにこだわらず、さまざまなことをやってみたいと思っていました。ネットなどで出てくる不安要素も、私は特に気にしていなかったです。
ずっとパソコンと向かっているデスクワークの仕事は性に合わないなと思っていましたし、とにかく外で動きたかったです。
インターンシップは5社くらい参加しました。当時はまだコロナ禍だったのでオンラインが中心でしたが、実際に現場を見せてくれる企業のほうが、仕事や会社についても理解しやすいと感じていました。
もし今、インターンシップの参加に悩んでいる学生さんがいたら、積極的に参加したほうが現場の生の声を感じられると思います。恥ずかしがらずに、聞きたいことは担当の方に直接聞いてみるのも新たな学びになると思います。
最終的な決め手は人事部の方の手厚くて誠実なフォロー体制でした。
面接前にエントリーシートの添削をしていただいたり、就活がうまくいかなかった時に対面で話を聞いていただいたこともありました。就活の悩みを聞いていただけたのは当時とてもありがたかったですし、社員を大切にしてくれる文化を直接実感できたことが入社の決め手につながりました。
私は1年目には兵庫県、2年目に岩手県に赴任しました。拠点が変わることはそんなに不安にならなかったです。さまざまな土地をめぐることで、新しいことを知れたり経験できたりするきっかけになるので、「楽しみ」だと捉えるのもいいと思います。
施主様の立ち会いが必要な作業だったのですが、不在のまま進めてしまい、上司から注意を受けたことがありました。事前に上司に確認せずに、独断で進めてしまったことが原因です。些細なことでも上司に相談しながら業務を進めることが大事だったと反省しました。

最初は何を準備したらいいのかわからない状態でしたが、少しずつ事前準備ができるようになってきました。すぐにわからないことだったとしても、あらかじめ資料などを準備しておけば、現場で的確な答えが出せるようになります。今は作業の前にポイントを頭に入れて現場に行くので、スムーズに段取りができるようになってきました。
もともとは人見知りで、人前でしゃべることが得意ではありませんでした。全職員と作業員が一堂に会し、当日の作業内容や物の出入り、行事などを共有する「安全朝礼」が毎朝実施されるのですが、その司会進行や当日の作業に関する注意事項をアナウンスしなければならず、どちらかと言えば苦手な業務でした。前日にポイントを書いたメモを準備したり、先輩にアドバイスをもらいにいくことで、少しでもスムーズに進行できるように工夫しました。
上司・先輩の発言の内容や言い回しを気にするようになり、よいものがあれば取り入れるように心掛けています。最近では自信をもって安全朝礼を実施できています。
同期と過ごせる長期間の新入社員研修があって、本当に良かったです。同期とはいえ、現場赴任してしまうと再び会うのが難しくなってしまうのですが、1ヵ月半に渡る研修期間で、一緒に学びながら交流を深めることができました。
今も困ったときには電話して連絡を取り合ったり、拠点が近いときは一緒に遊びに出かけたり、公私ともに良い関係を築けています。
現場事務所へ出勤。当日の作業内容を再確認し、朝礼に向けた準備を整えます。
朝礼で作業員と安全事項を共有します。
約1時間かけて現場をパトロール。施工状況や安全設備に不備がないか、五感を使って確認します。その後、昼礼に向けた日誌作成などを行います。
事務所に戻り1時間休憩します。
現場の進捗と、明日の作業内容の確認を行います。
施主様への提出用の資料作成や、翌日の施工準備(図面作成や測量)。そのほか現場でのトラブル対応にも随時行っています。
現場の締め作業を確認します。その後、翌日の予定を確認し、事務所の整理整頓とPCでの最終報告を済ませます。
締め作業を行って翌日の準備を終えたら退勤します。

学生時代は「1日中、外で仕事するんだろうな」と思っていたのですが、実際はパソコンでの作業も多いことが意外でした。
施工を行うための図面の作図や、施主様に提出する資料作成を行うなど、書類作成がこれほど多いとは思っていませんでした。
昼休憩の時に「お前がんばってるな!ラーメンごちそうしてやるよ!」と言って連れて行ってくれたことです。
1つの現場で、さまざまな業者が施工を行います。自分の調整次第で効率が上がったり、より安全になったりするため、日々頭を悩ませながら業務に当たっています。それらがうまくいったときに、特にやりがいを感じます。

今はまだ先輩に聞くことも多いですが、早く自分1人でも現場を回していけるように、そして一人前になれるように頑張ります。就活では、自分のやりたい仕事の「軸」を決めることが大事かなと思います。私は「土木をしたい、土木が強い会社に入りたい」という軸で飛島建設を見つけました。皆さんもぜひ、軸を決めて頑張ってください。
飛島建設は、1883年の創業以来、災害復旧やインフラ整備に長年取り組み、“防災のトビシマ”として知られる総合建設会社です。同社の創業精神「利他利己」は、若手でも相談しやすい風土を育んできました。職人さんとの関係を丁寧に築く“寄り添い”の姿勢も、施工管理として成長していく現場文化として根づいています。